本日、12日からはじまった9月定例議会が予算議案2件、条例議案2件、その他議案10件などを可決、社民党議員団から出された意見書3件を否決して終了しました。
そして今日は、もうすぐ10月になろうとしているにもかかわらず、台風17号による南風が本州に横たわる前線に吹き込む状況が続いているため先週の涼しさが嘘のような暑さでした。※21時現在の天気図。この時期としては、おかしな配置です。
暑さと言えば、今熱いテーマは・・・。
7月に矢後県議の政務活動費不正取得の件が発覚して以来、あえて書いてこなかったのですが・・・
富山市議会が来期(来年4月改選後)から10万円の報酬引き上げるとした件で不透明な審議過程を経ていたとして、地元新聞社が報酬や政務活動費について調査・取材をしていたところ次から次へと政務活動費にまつわる不正が発覚。今日また、10人目の議員辞職者を出すという異常な事態となっています。県議会や高岡市議会でも不正や不適切な処理として、議員辞職などがありその流れはとどまることを・・・?
さて、「政務活動費」は、数年前までは「政務調査費」といい文字通り議員の議員としての活動、各調査・研修に関する経費をまかなうために設けられた本来至極真っ当なものですが、過去には領収書が要らないとか支出項目もザックリとしたもので第2の報酬と言われていたこともありました。
が、それは今は昔・・・となるよう、高岡市議会では今期も毎年他市と比較調査を続け、特に判例のある金沢市やそれ以外でも札幌市、仙台市などを参考にしてきました。使途項目ばかりに気をとられていたせいか虚偽や不正のたぐいは思いもよらず、議員という選挙で選ばれた者がすることは無いと思っていたばかりに残念でなりません。
使途項目に関しては、前任の議長である酒井議長(本日、来月行われる県議補選出馬のために議員辞職されました)の時に、全国市議会議長会を通じて全国共通もしくは明確な使途項目の作成をお願いしてきたのでありますが、「共通のものは出せないので各議会に任せる」とのことで現在に至っています。
活動費なんか無くして報酬の中でやれという方もおられますが、そこは「個人商店」の議員の集まりの議会。各々得意不得意、「営業スタイル」も年令や性別、家族構成もバラバラ。よって報酬に対するウエイトももちろんバラバラではありますが。故に、政務活動費は堂々と使わせていただきたいと思っておりますが・・・。
まずは、議員である我々が改めて自己点検をし、おかしな支出項目があれば訂正をする!この基本的なことをしない限り、メディアの調査により問題がポツリポツリと明らかになるのは如何ともしがたく、さらには終息にも時間がかかり本来の議員・議会活動の妨げになっていると議員みんなが思っているはずなのですが。
第3者機関を入れてという話しもありますが、使途基準に照らし合わせてちゃんと報告すればいいだけの話しです。「議員の資質」というのもおこがましいと思うのは私だけでしょうか・・・。
長々と駄文を書きました。まだしばらくはこの件に絡んで報道等はあると思いますが、しっかりと後ろ指を指されることがないよう自身の襟を正し明日からまた活動していきたいと思います。
今月の報告はまた改めて・・・。